クリ博編集部
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。
就活の面接で第一印象が良いと、その後の人物評価に良い影響を与えます。「身だしなみ・服装」で好印象を与えるポイントを紹介します。
第一印象のよい就活生の身だしなみ・服装は、男女共通して、以下の4つの要素で決まります。
1. 清潔感
2. フレッシュ感
3. 健康的
4. 機能的
上記の4要素を満たすためにはどのような身だしなみ・服装をするべきかについては、この後詳しく紹介します。
その前に4要素が満足できていない身だしなみ・服装がどのような悪い印象を与えるのかについて確認をしておきましょう。
清潔感のない印象のほうは、男女を問わずマイナスな印象を与えてしまいます。その結果、「自分本位で他人の目を気にしない」→「マイペースな性格」とみなされてしまうこともあります。このような印象を与えてしまうと、結果的に、会社で仕事をするときに必要な「協調心がない」という悪い印象に繋がってしまいます。
就活生が持っている最大の魅力はフレッシュさ(若々しさ)です。会社が新社会人を採用する理由の1つに、組織を若々しく元気にする効果があります。
そのためフレッシュ感のない就活生には、「元気」「積極性」「明るさ」などプラスイメージがないとして敬遠されてしまうことがあります。
フレッシュ感と同様ですが、就活生に期待されるのは心身両方の健康さから生まれるバイタリティです。健康的に見えないと「消極的、内向的、非活動的」といった印象が強くなってマイナスイメージを持たれます。
健康的かどうかは、身だしなみ・服装よりも表情・姿勢・メイクなどから主に判断されます。しかし手入れがされていない髪、しわや汚れで清潔感のないスーツ・ブラウスなどが与える不潔感やフレッシュ感のなさは不健康さを強調します。そのため健康的に見える身だしなみ・服装にする必要があります。
企業が期待するのは、当然ですが社内で若手として活躍してくれると期待できる就活生です。しかし、スーツやブラウス、靴などが体に合っていない、あるいは社会人にふさわしくない趣味の服装であったり、不必要なアクセサリーを身に付けていたりすると、だらしない印象や不真面目な印象を与えてしまう可能性があります。
本来の自分自身の能力とは関係のないマイナスイメージを持たれないためにも、就活時にふさわしい服装を選ぶようにしましょう。
就活生が第一印象を良くするために必要な身だしなみ・服装について、上記の4要素を考慮した確認すべき8つのポイントを解説します。
・色(落ち着いたダーク系の色)
・サイズ(特に肩幅、袖丈、スカート・パンツの裾丈)
・汚れ、しわ、ほつれ、しつけ糸がないこと
・パンツの場合、折り目がしっかり付いていること
・色(白色が基本)
・サイズ(特に首回り、袖丈)
・汚れ、しわがないこと
・かわいらしく見えるように意識したメイクをしないこと
・目元を強調し過ぎるメイクにしないこと
・就活生といっても薄すぎるメイクは避けること
・色(落ち着いたダーク系の色)
・デザイン(シンプルなデザイン)
・コートの汚れ、しわがないこと
・マフラーの素材は目の詰まった織り方であること
・サイズ(太すぎず、長すぎないこと)
・マフラーの巻き付け方
・色(落ち着いたダーク系の色)
・汚れがないこと
・靴のかかとがすり減っていないこと
・ストッキングは伝線していないこと
・デザイン(派手ではないこと)
・色(派手ではなく落ち着いた色)
・色(地毛の色が無難)
・長い髪はまとめること
・前髪は額が出て眉毛が見える長さであること
・アクセサリー類は付けないこと
・爪の先が伸びすぎていないこと
・汚れがないこと
・マニキュア、ジェルネイル、付け爪、ネイルアートは原則しないこと
スーツの色は基本的に、黒・濃紺・ダークグレーなどの落ち着いた色を選びます。その他サイズにも気を付けましょう。
サイズは特に肩幅に注意して、肩パッド部分が腕よりも外になり、体にフィットしたスーツを選びます。サイズは、特に上着の着丈、袖丈、パンツの裾丈が長すぎず、短すぎないように仕立てをしてもらいましょう。
着丈は腰が隠れるくらいが最もスッキリとしたスタイルに見えます。袖丈は、起立した状態で腕を真下に伸ばした姿勢で、スーツの袖口が手首と親指の付け根の中間に来るくらいの長さが適切です。
スカートの裾丈は起立した状態でひざが少し見える程度で、座ったときにはひざにかかるくらいの長さが適切です。パンツの場合は、靴のヒールだけが見えるくらいの長さが適切です。
着る前には、汚れ、しわ、よれ、ほつれ、しつけ糸がないかを確認し、パンツの場合は、折り目をしっかりと付けて着ます。
上着のボタンはすべてかけて、袖口からブラウスが見えないようにします。また、肩口にフケが落ちていないか確認し、ポケットが携帯電話やティシュなどで膨らまないように注意します。
なお、一般的にはパンツよりは、スカートのほうが無難です。パンツは活動的な印象を与えます。活動的な印象を与えたほうがよい業界・業種のときに利用するとよいでしょう。
就活用のブラウスの色は、白が無難です。それ以外にも衿型やサイズなどの注意点があります。
就活用のブラウスの襟のデザインには、スキッパーカラーとレギュラーカラー(またはシャツカラー)があります。スキッパーカラーは、襟が開いたタイプで活動的な印象を与えます。そのため活動的に見せたいときや丸顔の人が顔をすっきり細く見せたいときにおススメです。
レギュラーカラーは、襟元がしまっているので、真面目な印象を与えます。真面目さを強調したいときや、顔が卵型、面長の人が顔を少しでも小顔に見せたい場合におススメです。
サイズは特に肩幅や胸囲、首周り、袖丈に注意して体にフィットしたシンプルなデザインのブラウスを選びます。ただし、両脇の下の部分がピッタリし過ぎていると下着の線が目立つので少し余裕のあるサイズを選ぶことが必要です。
なお、襟は幅が3~4cm以内ならスーツの外には出しません。それ以上のサイズであれば、出すのが基本といわれています。レギュラーカラーのときは、一番上のボタンはかけます。このとき、窮屈な印象に見えないように一番上のボタンをかけたときに首に1cm(指1本分)程度の余裕ができるサイズにします。また、ブラウスの袖口がスーツを着たときにスーツの袖口からはみ出さない程度の長さのブラウスを選びます。
8つのポイントのなかで最も他の就活生との違いが出て、人に与える印象も強いのがメイクです。そのため好印象を与えられるメイクに関する知識は重要です。
就活に適したメイクは、明るくて健康的、そして清楚な印象となるナチュラルメイクです。つけまつ毛やカラーコンタクト、ラメ・パール入りのアイシャドーなどで顔のなかでも強い印象を与える目元を強調し過ぎることは避けましょう。
なお、清楚な印象が重要と思って、メイクを薄くし過ぎると印象としてメリハリがなくて、チークの色も目立たないことから清楚というよりも不健康な印象が強くなるので注意が必要です。もちろん濃すぎるのはよくありません。アイシャドーと同様に、ラメ・パール入りの口紅・リップは、清楚で健康的な印象にならないので避けましょう。
なお、接客業務が主体の業種では、基本のナチュラルメイクよりは少し華やかな印象に見えるメイクを心がけると他の就活生よりも優位にみられる可能性があります。逆に銀行や保険その他の堅実さが求められる業界・業種では、真面目さ、信頼感を強く印象づけるために基本のナチュラルメイクよりも少し薄くすると同様に会社に好印象を与えられるでしょう。
コートの色は落ち着いたベージュやダーク系の色で体にあったサイズを選びます。コートの着丈はスカートの裾がコートから約5cm出る長さが適切です。
マフラーの色は、黒、グレーなどの落ち着いたダーク系の色、またはベージュなどの色であれば問題ありません。デザイン・柄は、チェック、ストライプ、または無地の落ち着いたものがおススメです。サイズは、目の詰まった織り目の小さめがおススメです。スーツの襟元に巻いてうっとうしい印象になるものや、繊維が抜けやすい素材のものは避けましょう。スーツに付着して不潔な印象を与えます。
マフラー、コートなどの防寒具は、会社の建物に入る前に外すのがマナーです。
“オシャレは足元から”と言われることが多いですが、就活の身だしなみも足元をおろそかにしないようにしましょう。
パンプスの色は黒が基本です。ヒールは安定感のある太めのもので、高さは3~5cmが適切です。 ピンヒールは就活には不適です。また背が高い・低いからといって、不用意にヒールを高くしたり、低くしたりする必要はありません。3~5cmでベーシックなものを選びましょう。
デザインは、つま先が丸めの装飾のないシンプルなプレーンタイプ、またはプレーンタイプの甲の部分にストラップが付いたストラップ付タイプがおススメです。素材は革が適切で、エナメルは派手な印象を与えるので選ばないほうがよいでしょう。
また、ローファーのパンプスも不適です。靴は履く前にしっかり磨いて汚れを落とし、新品ではない靴はかかとがすり減っていないか確認しましょう。
ストッキングは、すぐに伝線してしまい、それを放置しておくと無神経、だらしないといったマイナスイメージを与えます。かさばらないのでバッグに予備を2足以上入れておくと安心できます。色は自分の肌の色に近いベージュ以外は不適です。なお、靴下も不適です。
小物には、カバン、時計、メガネ、ピアス、イヤリング、ベルトなどがあります。
カバンは、黒や濃茶など落ち着いた色、デザインはA4サイズがゆったりと入るビジネス用途で、床においたときに倒れないものを選びます。時計は、装飾の少ないシンプルなものを選びます。メガネをかけている人は、フレームの色、太さ、装飾、デザインが奇抜で派手なものは避けます。またピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリー類は避けましょう。ひと目で高級なブランド製品と分かるものも避けたほうが無難です。
女性は男性よりも長髪のため、8つのポイントのなかで髪型が与える印象は、メイクに次いで2番目に強くなります。まず、髪の色は、就活時には「黒髪」が基本ですが、それ以外にも就活生にふさわしい髪型に関する知識は重要です。
次に、前髪の髪型の基本は、「斜めに流す」「センター分けて流す」および「オールバックにする」の3類があります。前髪の長さは、おでこをしっかりだして眉毛が見えることです。
「前髪を斜めに流す」とどちらかといえば清楚なイメージで、「前髪をセンター分けで流す」と、真面目で誠実なイメージが強まります。また「オールバックにする」と活発なイメージが強まります。就職を希望する業界や業種によって使い分けると効果的です。
髪の長さの違いとしての髪型に「ショート」「ボブ」および「ロング」などがあります。ショートヘアは、快活・知的・行動的なイメージを与えます。ボブヘアは、スタイルによって幼く見えたり、大人っぽく見えたり、知性があるようにも見えるなど幅広い印象を与えます。ロングヘアは、3つのなかでは最も女らしさや大人らしい印象を与えます。ロングヘアは必ずまとめてポニーテールにしないと、だらしない印象が強くなります。
いずれの場合も耳に髪がかからないようにすることがポイントです。耳を出さないと明るさや清潔感が失われます。なお、髪はお辞儀をしたときに、顔の前に落ちてこないようにヘアピンなどで止めておきます。ヘアアクセサリーは、黒のヘアピン、黒のヘアゴム以外は使用しないのが無難です。
好印象を与えるには髪そのものの手入れも重要です。手入れが悪くて髪がボサボサであったり、寝癖が付いていたりすると髪型がよくても印象は悪くなります。健康的な印象を与えるためにも、最低限の髪のお手入れをしっかり行いましょう。
書類を手渡しするときなど、意外と見られているのが指先。ビジネスに相応しいかどうかや、清潔感があるかどうかをポイントに確認してみましょう。
多くの女性は、ネイルをしない人でも爪を比較的長く伸ばしています。長すぎる爪は派手な印象を与え、逆に深爪に近いような短さは子供っぽい印象を与えます。適切な爪の長さは、爪の白い部分が約1~3mm残った状態です。
その他、マニキュア、ジェルネイル、付け爪、ネイルアートは避けましょう。マニキュアをどうしてもしたいときは、薄いピンクやベージュ、あるいは透明色にしましょう。
なお、爪だけでなく手の手入れも大切です。手の血色が悪かったり、手が荒れたりしていると不健康な印象を持たれます。特に血行不良や乾燥で手の状態が悪化する冬の時期は手の手入れをしっかりしましょう。
就活ではあなたの中身を担当者にアピールすることが大切です。しかし、第一印象の「見た目」で悪い印象を持たれてしまうと、中身をみてもらう前にマイナスな印象になってしまう恐れがあります。
そのようなことが、ないようにしっかり対策をすることが必要です。今回ご紹介した「身だしなみ・服装」の8つのポイントを参考にして就活に挑んではいかがでしょうか?プラスの印象を与えて、就活の成功を勝ち取ってください。
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。