就活で必ず必要となる履歴書の基本的な書き方や、書くときの注意点、採用者目線でのポイントをご紹介します。
履歴書の中には実は数種類のものがあります。履歴書は一般的に以下の4つに分けられます。
(1)JIS規格 ⇒ 転職者などの職歴豊富な人に向いている履歴書
(2)一般用 ⇒ 就活(新卒採用)で使用
(3)転職用 ⇒ 一般的な転職者が使用
(4)パート・アルバイト用 ⇒ パートやアルバイト用
新卒の方は(2)の一般用が最適です。自己PRの割合が大きく、学業や部活動、課外活動などの実績をアピールすることができます。また大学生は学校指定の履歴書を使用する場合もあります。
履歴書はこれから社会人になる上でのマナーを見られる書類でもあります。相手(採用担当者)に失礼にならないよう、基本的な5つのチェックリストを確認してから書き始めましょう。
1. 印鑑は最初に押す
2. 日付欄は提出日の日付が一般的
3. 写真は忘れずに貼ろう・張り方にも注意
4. メールアドレスはPCアドレスがベスト
5. 略称は使わない(住所や学歴など)
6. 修正液は使わない
履歴書に押印箇所がある場合は押印が必要です。押印を失敗してしまい、すべて書き直しになってしまうことがあるため、押印は最初に行いましょう。また、それによって押印忘れを防ぐこともできます。
そして、必ず印鑑が乾いたことを確認してから、書き始めましょう。
履歴書の日付欄は、郵送の場合は投函日、手渡しの場合は当日の日付を記入します。また元号・西暦の指定がない場合は、履歴書全体で統一すれば、どちらでも問題はありません。
写真は、書き間違いなどで写真を無駄にしないためにも、最後に貼るのが一般的です。しかし、その際写真を貼り忘れてしまいがちなため、最後に必ず写真を貼っているか確認をしましょう。
写真のサイズは履歴書に記載されているサイズに合わせます。一般的には4×3cmの写真欄が大半であるため、4×3cmの写真を準備しておきましょう 。
また、剥がれた場合に備えて、写真の裏に氏名・学校名を必ず記入しましょう。
企業から資料などの添付ファイルが送付されることもあるため、携帯電話のアドレスではなく、PCアドレスの記入が一般的です。
また、社会人としてふさわしい、単語や数字を組み合わせたメールアドレスを記入するのが無難です。
「住所」欄には、マンション名や「丁目、番地、号」などを略さずに書きましょう。また、「学歴欄」などで、学校名や「高等学校」を省略して記入することも厳禁です。
履歴書で間違えてしまったとしても、修正液を使ってはいけません。「履歴書を書き直す時間がない」という場合は、訂正印を使って修正しましょう。間違えた箇所に二重線を引き、さらにそこに訂正印を押します。そして間違えた箇所の上下のどちらかに正しい文章を書いて、修正完了です。しかし、基本的には履歴書ごと書き直すのがベターです。
どれも基本的で当たり前のことですが、初めて履歴書を書く人が陥りやすい項目です。内容が良い履歴書でもこれらの基本がクリア出来ていないと、採用担当者によっては、大きなマイナスとなってしまうので、十分に注意しておきましょう。
採用者は履歴書の欄それぞれから、できるだけ多くの情報を得ようとします。特に以下の4つの欄を注目しています。
1. 志望動機
2. 自己PR
3. 趣味・特技
4. ゼミの研究内容
それぞれの記入の仕方と採用担当者目線でのアドバイスをご紹介します。
履歴書は自分を紹介する「自己紹介」だけの書類ではありません。そこに書かれている文字だけで、いかに自分をアピールできるかが重要となります。自分ならではの履歴書を作って、企業へオリジナリティあるアピールをしましょう!