アニメ業界は、さまざまな企業や人材が関わって成立しています。代表的な企業は、「テレビ局・映画会社」、「アニメ制作会社(プロダクション)」、「スタジオ」の3つです。企画・提案は主にアニメ制作会社が行い、テレビ局や映画会社に企画が承認されると制作がスタート。アニメ制作会社や社外スタジオによって制作が進められます。完成した作品は、テレビ局や映画会社に納品されるというのが一般的なワークフローです。
アニメ業界で求人の多い職種が「アニメーター」と「制作進行」。アニメーターは動画や原画をはじめとする“絵を描く仕事”なので、とにかく描くことが好きという人は、迷わずアニメーターを目指すといいでしょう。
一方の制作進行は、アニメ制作に関わる複数の職種・工程を管理するマネージャー的な職種。ワークフロー全体に触れながら、ほぼすべての職種の基礎知識を得ることができるため、将来的にプロデューサーになるケースが多いです。
ほかに、募集は少ないですが、背景美術、色彩設計、仕上、撮影など多数の職種が存在していますので、まずは職種の詳細をしっかりと確認しておきましょう。