クリエイティブな仕事がしたい!職種、向いている人を解説
クリエイティブな仕事とひとことで言っても、どんな仕事があるのかイメージが湧かない人も多いでしょう。この記事ではクリエイティブと言われる仕事について紹介します。また未経験や新卒でクリエイティブな仕事に就くにはどうしたらいいのかを解説していきます。
クリエイティブな仕事とは?
クリエイティブな仕事とは、「創造力のある仕事」全般を差します。ミュージシャンや画家といった芸術家を想像する方も多いかもしれませんが、これに限らず何かのデザインを考えたり、企画を考えたり、想像力を駆使する仕事であればクリエイティブな仕事と言えるでしょう。ここではクリエイティブな仕事としてイメージしやすい4つのカテゴリーの仕事内容と職種を紹介します。
・デザインに関わる仕事
・映像に関わる仕事
・文章に関わる仕事
・ディレクター・プロデューサーの仕事
さっそくそれぞれの仕事内容を見ていきましょう。
<デザインに関わる仕事>
デザインに関わる仕事とは、クライアントやディレクターから依頼されたイメージを、具体的な形としてデザイン・制作する仕事のことです。パソコンを使って作業することが多く、WEBやゲームなど、さまざまなデザインの仕事があります。デザインに関わる仕事として、以下のものが有名です。
WEBデザイナー
WEBサイトのレイアウト設計やデザイン、コーディング等を行う仕事
ゲームデザイナー
ゲームのキャラクターや背景、アイテム、メニュー画面など、ゲーム上のビジュアル・画面を制作する仕事。
企画や設計が含まれる場合もある。
グラフィックデザイナー
ポスターやパンフレット等の紙媒体や商品パッケージ、雑誌や広告等、商品の意図をくみ取りデザインをする仕事
イラストレーター
雑誌、書籍などの紙媒体、及びWEBサイトや商品等で使用する挿絵やイラストを依頼内容に沿って描く仕事
<映像に関わる仕事>
映像に関わる仕事とは、クライアントや依頼者のニーズに応えて最適な動画や映像などを制作する仕事です。撮影から編集まで業務内容は多岐にわたります。場合によっては、動画や映像で使うBGMの編集も必要になります。映像に関わる仕事として以下のものが有名です。
動画・映像クリエイター
アニメーション、ゲーム、Webコンテンツ、テレビ番組、広告など、さまざまの映像を制作する仕事。
フォトグラファー (カメラマン)
新聞や雑誌、広告やポスターなどに使われているさまざまな写真を撮影する仕事
<文章に関わる仕事 >
文章に関わる仕事とは、クライアントが要求する目的(認知・集客・販売・関係構築など)に沿った文章を書く仕事です。目的ごとに書き方や内容が異なるので、高い文章力や国語力が必要になります。文章に関わる仕事として、以下のものが有名です。
コピーライター
新聞・雑誌・ポスターなどに使われるグラフィック広告やテレビCM、ラジオCM、ウェブサイトやバナー広告などのコピーの文案をする仕事。
WEBライター
企業や自治体、メディアなど、Webサイト上の記事を書く仕事。SEOの知識も必要になる。
ライター
新聞・雑誌といった紙媒体をメインに記事の執筆をする仕事。取材が必要な場合もある。
<プロデューサー・ディレクターの仕事 >
この職業は、WEB・広告・テレビ業界などで活躍する機会が多い職業です。デザイナーなどのように、実際に制作する側の職種とは異なり、指示を出すのがメインの仕事になります。現場で指揮を執る中で自分のアイデアを形にしていきます。プロデューサー・ディレクターの仕事としては、以下のようなものがあります。
WEBプロデューサー・ディレクター
プロデューサーはWebサイト全体の構想などを立案する計画者。ディレクターはプロデューサーが立てた計画に沿って、実際に現場で指揮をとり、進行管理をする人。
クリエイティブディレクター
広告業界やファッション業界などの現場でコンセプトやアイデアなどを基に計画を立案し指揮するチームの責任者。
テレビプロデューサー・ディレクター
プロデューサーは主に番組を企画立案し、進行する人。ディレクターはテレビ番組制作の現場責任者。
クリエイティブな仕事に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。3つの特徴を紹介しますので、未経験や新卒でクリエイティブな仕事を目指している方はぜひ参考にしてください。
コツコツ頑張れる人
クリエイティブな仕事には、「日常的にアイデアを考える習慣」や「細部までこだわれる職人気質な性格」、「計画が最初からやり直しになってもへこたれない精神力」が要求されます。このような性質が必要な業務だからこそ、クリエイティブな仕事にはコツコツ頑張れる人が向いています。
コミュニケーション能力が高い人
クリエイティブな仕事はチームで仕事を行うことが多く、ディレクターやクライアントの意図を正確に把握したり、他のメンバーに自分の意見を上手く伝えたりする能力が重要になります。意思疎通が上手く行われないと、1からやり直さないといけない場合もあるため、クリエイティブな仕事にはコミュニケーション能力が欠かせません。
新しいもの・流行に敏感な人
価値のある新しいものを提供していくためには、常に最新の情報を集めて、それらを自身のアイデアの糧にしていくことが重要です。情報感度が低いと同じようなアイデアに基づく仕事ばかりになり、マンネリ化してしまいます。クリエイティブな仕事をし続けるためにも、新しいもの・流行に敏感であることが必要な条件といえるでしょう。
未経験・新卒でクリエイティブな仕事に就けるの?
専門的な知識が必要になることもあるクリエイティブな仕事ですが、未経験や新卒の募集をしている企業はたくさんあります。社内研修で必要な技術を教えてくれる企業もあるので、このような場合は実務経験がなくても安心して応募できます。
スキルや資格は必要?
同じ未経験・新卒でも、スキルや資格があった方が採用選考で有利に働くことがあります。例えば、WEBデザイナーであれば、「Photoshop」や「Illustrator」などのアプリの使い方、「html」や「CSS」の基本的な知識を持っている人の方が、研修のコストを減らすことができるので、企業からの需要が高いでしょう。また、「ウェブデザイン技能検定」「Webデザイナー検定」といった実務に役立つ資格を持っている人は、自らで知識・技術を学ぶ力があることをアピールできます。
自分が目指す職種のスキルや資格を事前に持っておけば、採用の際に学習意欲のある人であるとみなされ、就活上有利になる可能性もあるので、取得を検討してみると良いのではないでしょうか。
未経験でも大丈夫!新卒でクリエイティブな仕事を目指そう!
未経験・新卒の人でもクリエイティブな仕事に就くことはできます。さまざま業界で募集されているので、気になる企業を探してみましょう。
その際、必要とされる人材の条件を確認しておくのがおすすめです。自己分析と照らし合わせてみて、足りない能力がある場合は早めに対策しておきましょう。