マーケティングの種類・仕事内容を解説!ゲーム・映像業界についてもご紹介

マーケティングの種類・仕事内容を解説!ゲーム・映像業界の仕事についても
マーケティングの主な仕事内容は「市場調査・分析」「販促企画」「プロモーション企画」「効果検証」が基本です。それぞれの内容を詳しく解説。また、「コンテンツマーケティング」や「デジタルマーケティング」など種類別の仕事内容も紹介しています。

マーケティングの仕事内容

マーケティングとは「売れる仕組み」を作ることです。世の中のニーズをくみ取り、製品やサービスが効率的に売れるようにする活動をさします。マーケティングには主に4つの仕事があります。

市場調査・分析
製品開発・サービス企画、販促企画、プロモーション企画の土台となるデータを集めます。インターネットを使ってアンケートをとったり、電話や街頭などでアンケートとったり、データの集め方はさまざまです。最近では、ビッグデータやSNSも利用されるようになり、市場調査の方法も多様化してきています。

市場調査が終わったら、集めたデータをもとに世の中のニーズを分析したり、販売方法を決定したり、どんなプロモーションが有効そうかなどの分析を行います。

販促企画
販売ターゲットに合わせて、どのような販売方法や広告媒体、キャンペーンを採用するかなども決めていきます。たとえば、ネットで販売する場合でも、自社のECサイトのみで販売するのか、他のモール型ECサイトと連携をとるかなど販売方法を検討しなければなりません。

その後は、マーケティングコンセプトに合わせて業務が進められているか確認しながら、プロモーションなどを行います。

プロモーション企画
市場調査、販促企画の内容をもとに、効果的な広報・広告の内容を検討。ターゲットとなる人に合わせてプロモーションを企画していきます。たとえば、インターネットを利用する10代、20代向けに洋服を販売したいのであれば、SNSやWEB広告で画像を使った広告を使用した方が目につきやすいかもしれません。一方、インターネットに馴染みの薄いご年配の方向けに洋服を販売したいのであれば、昔ながらのテレビCMや写真を大きくしたチラシの方が目につく機会が増えるかもしれません。

上記以外にも、広告の内容(起用タレント、広告コピー、使用写真など)やキャンペーンの詳細企画など、販促支援に必要な企画をいくつも検討します。

効果検証
プロモーションが終わった製品・サービスに対してはROIやROAS、CPAなど指標となる数値の計算を行い、実際に投資額に対してどれくらいの成果があったのか分析します。プロモーションで行った施策に対して、効果があったもの、効果がなかったものなど調査し、課題の発見や改善策を講じます。

マーケティングの種類

マーケティングの種類

マーケティングの仕事内容:ゲーム会社編

マーケティングの仕事内容:ゲーム会社編
業界は気になるけど仕事内容が不安という方のために、それぞれの会社でのマーケティング職の仕事内容を紹介します。まずは、ゲーム会社での仕事内容を解説します。

ゲームソフトの制作・販売
市場調査をもとに、需要のあるゲームの世界観やキャラクターを分析し、「その時代にあった」ゲームの制作・販売につなげます。ゲームソフトは基本的に売り切りになるので、ゲームが販売時の需要に合っているかどうかがポイントです。

スマホゲームの制作・配信
市場調査をもとに、需要のあるゲームの世界観やキャラクターを分析し、ゲームの制作・配信に活かします。ただし、スマホゲームの場合、「継続性」が前提となります。そのため、「現在」だけでなく、「1年後」「5年後」の需要にも対応できるゲームの世界観が求められます。

ゲーム展開の企画
スマホゲームの場合、ユーザーに継続してプレイしてもらう必要があります。そのため、新しいゲーム展開やゲーム内イベント、アイテムなどを企画し、ユーザーを飽きさせない工夫が必要です。アクティブユーザーの数などを分析し、ユーザーニーズに合わせて企画を行います。

継続的なゲームの宣伝
一度配信されたスマホゲームであっても、新規ユーザーを獲得するために、継続的な宣伝が必要です。Twitter等のSNS運用や公式サイトの運用などでゲームの魅力を伝えます。
また、既存ユーザーに対しては、ゲーム内お知らせを作成し、イベントなどの新情報を発信し、ゲームからの離脱を防ぎます。

イベント企画
よりゲームのファンになってもらうために、オンライン/オフラインでのイベントを企画することがあります。ゲームの人気声優と触れあえる機会を作るなど、企画の立案から実行まで行います。

マーケティングの仕事内容:映像関連会社編

マーケティングの仕事内容:映像関連会社編
テレビ番組やテレビCM、WEB広告などの映像作品を作る映像関連会社。ここでは、映像関連の会社の中でも動画マーケティング・デジタル広告を行っている広告代理店を例にとってご紹介します。

動画制作
KPI、KGI等を確認し、動画の方向性を決定します。自社のサービスを紹介する動画、広告用の動画、会社紹介動画、ブランディング動画など、目的に合わせて制作する動画を検討します。ディレクターやカメラマン、シナリオライター、映像クリエイターなどと連携をとり、依頼された製品・サービスのプロモーション動画を作成します。

掲載媒体の決定
媒体ごとのユーザー属性を分析して、動画の公開先を決定します。WEB広告であればYouTube広告やSNSの広告、アプリ内の動画広告などが一般的です。最近では駅や電車、タクシー、商業施設、などの液晶で公開するケースも増えてきています。ターゲットとなるユーザーがどの媒体をよく利用するのか細かな分析が必要です。
媒体によって動画の縦横比が異なったりしますので、複数媒体で動画を掲載する際は注意が必要です。媒体ごとに動画を作り分けるのか、併用できる動画を制作するかなどの戦略が求められます。

配信媒体の管理・動線の設計
動画にリンクを埋め込んだり、リンク先のページを用意したり、目標達成のための動線を作ります。また、公開した動画が何人に見られ、そのうち何人のユーザーがリンクをクリックしたかを把握するために、配信媒体と各種アクセス解析ツールとの連携も必要です。

効果測定
作成した動画はSNSやYouTubeなどで公開されます。その後、再生回数やCVなどの指標を追いながら、課題分析、インサイト発掘などPDCAを回していきます。

まとめ

マーケティングの主な仕事は「市場調査・分析」「販促企画」「プロモーション企画」「効果検証」です。とはいえ、現在では、マーケティングの種類が細分化しているので、企業や業界によって仕事内容は異なります。必要なスキルを確認し、ご自分に合ったマーケティングの仕事を理解するようにしましょう。

同じカテゴリーの記事