クリ博編集部
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。
インターンシップの期間には、短期・長期の両方があります。期間によってメリット・デメリットは異なり、開催される目的や特徴を理解すると効率的です。ここでは、インターンシップの期間や、メリット・デメリットについてご紹介します。
企業の説明会や短時間のグループワーク、社長の座談会などで構成される、1日限りのインターンです。
・主に業種や職種、応募企業への理解を1日で深められる
・短時間ながら実際の職場を経験できるので理解が深まる
・1日なので興味があるインターンシップに参加しやすい
主に業種や職種の理解を深めるために参加する学生が多いです。本格的な就職活動をはじめる前に、自分に適した職種や業界を探す目的で参加することもできます。
企業によっては、説明会が解禁になる3月以降にも随時募集しています。冬から春にかけて、とりわけ募集する企業が増える傾向にあります。
・1日だけの体験なので実際の仕事への理解を得るのは難しい
・無給の場合がほとんど
1dayインターンは、1日だけの体験なの、実際の仕事に携わるというよりは、説明会やグループワークのような内容で実施されます。そのため、実際の仕事の様子や、仕事内容に対する理解は得られにくい点がデメリットです。
短期インターンシップは、1週間~1か月程度のインターンシップのことです。夏休みを利用したサマーインターンや冬休みのウィンターインターンが代表的です。実務をシミュレートしたグループワークを行う企業が一般的で、中には一次面接免除など就活に有利になることもあります。
実際の業務に携わる機会はあまりないかもしれませんが、企業によっては給与が発生するところもあります。学校の休暇中に参加しやすい点がメリットで、学業との両立がしやすいです。特にサマーインターンシップはインターン募集が増加し、はじめてインターンに参加する学生も多くなります。
・参加しやすい時期に開催される
・拘束時間が短い
・学業と両立がしやすい
大学の長期休暇に合わせて開催される短期インターンは、学生が参加しやすく学業との両立がしやすい点がメリットです。複数のインターンに参加することで、様々な業界や職種について学び、どんな仕事に向いているのか考える時に役立つ経験ができます。
・職場に慣れる前に終わってしまう
・深い理解が得られにくい
短期インターンは、数日という短い期間で行われるため、実際の仕事に携わるというよりは、体験に近い内容で実施されます。そのため、業界や職種についての深い理解は得られにくく、職場の雰囲気に慣れる前に期間終了となる点がデメリットです。
長期インターンシップは、およそ3ヶ月以上という長期的なインターンのことで、中には数年間参加する学生もいます。どのくらいの期間から長期インターンシップにあたるのかは、明確な基準がありません。一般的に、最低1ヶ月以上が長期インターンと呼ばれる傾向にありますが、3カ月以上勤務することが望ましいとも言われています。中には数年と、長期にわたって参加する場合もあります。
・体験できる業務量が多い
・即戦力となるスキルが身に付く
・ベンチャー系だと会社の運営も間近で見られる
会社の一員として仕事ができるケースもあり、就職後の即戦力になり得るスキルを身に付けることができますので、就職活動では最大のアピールポイントにもなります。特定の職種や業種への深い理解を目的にインターンに参加するのであれば、長期インターンシップがおすすめです。
またベンチャー系企業の長期インターンに参加すると、会社の運営についても間近で見られる可能性があり、特に将来企業を目指す学生には有意義な経験となります。
・募集数が少ない
・拘束時間が長く、学業との両立が難しくなる
長期インターンは、短期インターンに比べると圧倒的に募集数が少ないです。1企業につき1名まで、あるいは欠員が出た際にその都度募集など、募集時期が不定期で採用される確率が低いことから、採用までのハードルは高いです。特に、大手企業の場合は募集すらしていないことも多いです。
また、長期インターンの拘束時間は企業により様々ですが、学業との両立で多忙になる可能性が高いです。長期インターンの一般的な拘束時間が週3日~、1日5時間程度が目安ですが、あらかじめスケジュールに無理がないか考えておく必要があります。
短期インターンシップに参加する場合、どの時期に実施されているのか、またどの時期に参加するのがよいのか気になる方も多いのではないでしょうか。インターンシップの実施には、季節に応じたインターンがあります。
■夏季インターン
長期の実施が多く、内容の充実度が高い
■秋季インターン
短期の実施が多く、本選考への関わりが大きい
■冬季インターン
1日~3日間の実施が多く、早期の就活対策にもおすすめ
■春季インターン
周囲の就活モードが高まる中で、参加が欠かせない
参加する時期によって若干の違いがあるので、詳しく解説いたします。
夏季インターンの多くは、夏期休暇に合わせて実施されます。多くの学生が参加しやすく、これから就職活動に向けて職種・業種研究をしたいと考える学生が集中します。
様々な企業が夏季インターンを実施するため、夏は他の時期よりも、募集が多い傾向です。これから就職活動をはじめる優秀な学生を多く集めて接触するために、企業側も夏季インターンの内容を充実させている傾向にあります。さらに、大学の夏休みという長期休暇を利用して、海外のインターンを経験する人もいます。また1か月以上の長期インターンも見つけやすい点が特徴です。
また、秋以降のインターンシップは、夏季インターンシップを経験した人とそうでない人が一緒に参加することとなります。夏季インターンシップにおいて多くの経験を得た人は、インターン選考や参加そのものに慣れていることから、活躍のチャンスが得られやすいでしょう。
大学の授業がある関係で、夏季や冬季に比べるとインターン募集の数が減ります。1dayインターンなど、1週間に満たないインターンの募集が比較的多く、平日や週末など開催時期は企業により差があります。
秋から冬にかけては、平日に連続してインターンの日程を設けるのではなく、夜間や土日、平日の特定曜日で何度かに分けて行うなど、学業との両立がしやすい日程で開催されるケースも多いです。
外資系、コンサルティング、ITなどの一部の企業は秋季インターンへの参加が本選考の条件となるケースも。この場合、インターンに参加できなかった時は本選考を逃してしまうことになります。希望する業種によっては募集情報を見逃さないようにすることが大切です。
企業の説明会の解禁は3月ですが、それよりも早い段階にインターンを実施する企業が多い点が特徴です。1日~3日間での比較的短期のインターンが多い傾向にあります。内容は説明会と同様であったり、あるいは説明会と兼ねたりすることが多いです。そのため、実務を経験して、スキルを磨くというよりは、短期間で企業や業界への理解を深めることが目的になるでしょう。また、一部の企業では、大学2年生の参加を受け入れているところもあります。
秋季インターン同様、大手企業のなかには本採用の一部として実施するインターンもあります。夏にインターンを実施しない企業でも、冬にはインターンを実施するなど、企業によりインターンの開催形式が異なるため、定期的にチェックすることをおすすめします。
3月に解禁される企業の説明会と、日程が被ることも少なくありません。1dayや数日間の短い日程を組む企業もあれば、春期休暇を利用して長期インターンを実施する企業もあります。本選考を控えて、企業への認知や理解を深めるよりも、学生のスキルを評価するための実務的な内容が多い傾向です。また、多くの学生が本気度高く「就活モード」に突入する時期ということもあり、比較的多くの企業の募集が見込まれます。
就活に対して真剣に向き合う学生が増え、インターンへ応募する学生たちの意識が高まってくる時期です。自ずとインターン採用の難易度も上がります。周囲の「就活モード」に乗り遅れず、情報収集などの準備を行ってから、積極的に参加することをおすすめします。
短期インターンはスケジュール調整がしやすく、気軽に参加できる点がメリットで、開催時期についても夏休みや冬休みなどに合わせて実施されるものが多いです。長期インターンは、社員と同じように働きながら経験を積むことができ、募集は少ないものの即戦力として活躍できるチャンスとなります。
短期・長期に関わらず、インターンは社会人としてのルールやマナーを持って参加することが大切です。就職に有利という点もありますが、社会経験を積む貴重な場として相応しい振る舞いや意識を心がけましょう。インターンシップに参加する際には、計画的に、目的を明確にして応募することも大切です。
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。