これで内定を勝ち取る!就職活動を成功させる面接対策マニュアル

就職活動における採用面接を攻略するために有効な対策法をお伝えします。ぜひポイントを押さえて内定を勝ち取りましょう。


採用企業は学生に何を求めているのか?

採用面接を受けるにあたって最初に理解しておくべきは、企業が新卒の学生に何を求めているか、ということです。

企業は、新卒学生に対し次の3つのことを求めています。

1つめは若々しさ。これは企業に新しい風を入れ、内部の活性化を図りたい意向があります。2つめは情熱。仕事や会社に対し、どのくらいの熱意を持ってくれるのかを見極めようとします。そして最後の3つめが可能性。ポテンシャルとも呼ばれますが、3年、5年と過ぎていくうちに大きな戦力となり、業績的にも会社に貢献してくれる人材であることを求めています。

企業は、これらの要素を併せ持った人材でなおかつ会社の雰囲気、社風に合った学生を求めて新卒採用を行っているのです。ここをしっかり理解した上で、面接の対策法を見ていきましょう。


面接時に気をつけたいこと その1:入退室編

ここでは、面接での減点を減らすために、知っておくべき点をまとめてみました。

まず重要なのが「第一声」です。部屋に入るときにどのような声を出すかは、いわば声の第一印象のようなもの。小さな声でぼそぼそしゃべる人、といった印象を持たれないためにもしっかり「失礼します」と大きな声で元気よく言うようにしましょう。面接官へのアピールはもちろん、面接の間の自分のぺ―スを生み出すためにも、第一声はとても重要です。

また、同じくらい大切なのが「挨拶」です。入室する際に一礼して「失礼します」といった後、椅子に座る前に「○○大学(専門学校)□□学部(専攻)の××××(氏名)です。よろしくお願いいたします」と学校名、学部(専攻)、氏名を名乗ります。

退室する際にはドアの前で一礼して「有難うございました」ということも忘れないようにしましょう。どんなに緊張していても、これだけは忘れないようにしてくださいね。


面接時に気を付けたいこと その2:会話編

ここでは、面接の際のコミュニケーションにおける注意点についてお伝えしていきます。

まずコミュニケーションで重要なのはなんといっても「笑顔」の一言に尽きます。ずっと笑顔でいる必要はないですが、できるだけ笑顔でいられるようトレーニングをしましょう。毎晩鏡の前で口角をあげる練習をするだけでもいいですし、表情筋を鍛えるトレーニングなどを毎晩3分するだけでも本番で差が出ます。

また「緊張」にも気をつけたいところ。面接で緊張しない人はいません。もし頭が真っ白になってしまったら、正直に緊張していることを伝えましょう。「緊張しておりまして……」など、言葉に出すと自分で認識することができて、意外と落ち着きを取り戻せるものです。

意外と見落としがちなのが「面接官との会話を心がける」ということ。面接は、あなたの話を聞かせる場でもなければ、面接官が敵なわけでもありません。面接官の目を見ながら質問に添った返答をし、きちんとコミュニケーションをとりましょう。その際聞きやすいスピ―ド、声量に気を配ることも大切です。事前にスマートフォンで動画撮影などをし、一度客観的に見てみることも有効な手段のひとつでしょう。

面接はあくまで面接官とあなたという人と人との会話であり、コミュニケーションです。

そのコミュニケーションをとる目的は、企業にとっては冒頭に述べた「3つの要素を持っている人材を見極めること」であり、採用面接を受ける学生側は「自分がどのような人材であるかを、会話を通して伝えること」ということになります。

また、わからないときは素直にわからないです、と伝えるようにしましょう。知識が足りないのであれば、「次回までに勉強してきます」「不勉強で存じません、教えて頂けますか?」などといえば向上心を見せるチャンスとなります。

逆に知ったかぶりをしてしまうと、墓穴を掘ってしまう場合も…。面接は自分が望む企業との大切なコミュニケーションの場であるととらえ、誠実な対応を心がけましょう。


【内定を勝ち取るための面接のポイント】

1.企業が新卒の学生に求める3つの要素をしっかり理解して面接に挑む
2.注意すべきポイントを把握し、好印象を目指す
3.採用面接とは会話であり、コミュニケーションであることを忘れない

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