新卒でゲームプログラマーになることは可能?仕事内容や必要なスキルを解説
新卒でゲームプログラマーになることは可能です。実際に求人サイトをチェックしてみると、新卒募集を行っている企業も数多くあります。
しかし、新卒でゲームプログラマーになるのは容易ではありません。なぜなら、ゲームプログラマーは人気の職種であり、即戦力が求められる傾向にあるからです。もちろん、ベテランの社員と同じくらい仕事をこなすのは難しいでしょう。
また、最低限のスキルを有していないと、採用されないケースが多いのは事実です。そのため、ゲームプログラマーになることはできるが、スキルが必要と考えておきましょう。
ゲームプログラマーになる上で、新卒ならではの評価ポイントがあります。
それは「伸び代」です。新卒は、今持っているスキルだけでなく、将来の伸び代も重視される傾向があるため、そこもアピールすることが出来れば、他の人よりも有利に就活を進められる可能性があります。しかし、先ほども述べたように他の職種と比べると、スキルが重視されやすい傾向にはあります。
ゲームプログラマーの主な仕事内容は、ゲームのプログラミングです。
ゲームの開発や機能の改善、開発環境の整備などを行う場合もあります。開発に使用するプログラミング言語は、プロジェクトや、ゲームを動作させる機器によって異なります。
ゲーム業界は、大きくゲームを開発している会社とゲーム機を開発しているメーカーの2つに分けられます。
ゲーム業界には、ゲームソフトを開発しているソフトメーカーと、ゲーム機本体を開発しているハードメーカーがあります。ゲーム機本体を開発しているハードメーカーがゲームソフトを開発する場合もありますが、別々のケースが多いです。
iPhoneとスマホアプリのメーカーが違うのと似たような仕組みになっています。ゲームプログラマーは一般的にゲームソフトを開発しているソフトメーカーで働くケースが多いですが、ゲーム機本体を開発しているハードメーカーに就職するルートも考えられます。
ゲームプログラマーの平均年収は約498万円です。
会社員の年収の全国平均と432万円比較すると66万円高いという結果になりました。スキルによって年収は変化し、1,000万円を超えるケースもあります。
ゲームプログラマーを目指す上で、ゲームの種類は知っておくべきです。ゲームには様々な種類があり、ここでは例として以下の3つを紹介します。
• コンシューマーゲーム
• ソーシャルゲーム
• スマホゲーム
コンシューマーゲーム
コンシューマーゲームとは、PS5やNintendo Switchなどのゲーム機に対応しているゲームです。ゲームソフトが個別で販売されており、ゲームといえばコンシューマーゲームのイメージが強い方も多いでしょう。
コンシューマーゲームの特徴に「ゲームの内容が大きく変化しない」というものが挙げられます。近年のコンシューマーゲームはダウンロードコンテンツが充実している傾向にありますが、基本的に一度購入すればシナリオやステージの追加などを待つことなく、最後まで遊ぶことが可能です。
ソーシャルゲーム
ソーシャルゲームはインターネット上でプレイできるゲームです。ゲームをインターネットブラウザ上でダウンロードしてプレイするため、パソコンが必須になるケースが多いです。
コンテンツが次々追加されていくという特徴があり、ゲームの運営が続く限りは常に新しい楽しみを見つけることができます。一方で、基本プレイが無料であるケースも多く、ユーザーが離れた結果、サービスが終了するケースも目立ちます。
スマホゲーム
ソーシャルゲームの中でも、スマホでプレイするものがスマホゲームです。基本的にはソーシャルゲームと変わりませんが、スマホの画面でプレイを行うため、ゲームの作り方が根本的に異なる場合があります。
新卒でゲームプログラマーを目指す上で、必要なスキルは以下の通りです。
• プログラミングスキル
• デザイン・グラフィックスキル
• ゲームエンジンを扱うスキル
• コミュニケーション能力
必要なスキルについて、それぞれ詳しく解説します。
プログラミングスキル
ゲームプログラマーを目指す上で、最も重要といえるのがプログラミングスキルです。最低限のプログラミングスキルがないと、ゲームプログラマーを目指すのは難しいといえるでしょう。
現在はゲームプログラミングを学べるコンテンツも充実しています。学生の間にプログラミングスキルを高めておくと良いでしょう。
デザイン・グラフィックスキル
現代のゲームは現実かと思うようなリアルなデザインのものが増えています。そのため、高度なデザイン・グラフィックスキルもゲームプログラマーには求められるでしょう。
自身で実際にゲームを作ってみて、リアルな映像でゲームを作るのがどれくらい難しいかを体験してみるのがおすすめです。デザインやグラフィックが苦手でも、実際に挑戦した経験があれば、採用される可能性は高まるでしょう。
ゲームエンジンを扱うスキル
ゲームエンジンとは、ゲームを制作するために必要な機能が備わっているパッケージのことです。ゲームエンジンを使ってゲーム制作を行う会社も数多くあります。そのため、ゲームエンジンを扱うスキルも必須といえるでしょう。
コミュニケーション能力
ゲーム開発は様々な方と協力して行います。そのため、コミュニケーション能力は欠かせません。大学のサークル仲間と一緒にゲーム開発に挑戦してみると、コミュニケーション能力とプログラミングスキルを同時に鍛えられるのでおすすめです。
新卒でゲームプログラマーとして採用されるポイントは以下の通りです。
• 学生時代にゲームを作成しておく
• 様々なゲームをプレイして知見を広げておく
• 英語能力を身につけておく
採用されるポイントについて、それぞれ詳しく解説します。
学生時代にゲームを作成しておく
先ほども説明した通り、学生時代にゲームを作成するのはおすすめです。ゲームプログラマーにとって必要なスキルを習得できる機会になります。簡単なゲームでも良いので挑戦してみましょう。作成したゲームはポートフォリオとして公開しておくと、企業側から採用されやすくなります。ポートフォリオにはゲームを作成する際にこだわったポイントや、苦労した点などを記載しておきましょう。
様々なゲームをプレイして知見を広げておく
ゲーム開発において重要な要素の1つに「売れること」が挙げられます。売れるゲームを作るためには、世の中のニーズを把握しなければいけません。様々なゲームをプレイして知見を広げておき、トレンドに対応できるようにしておきましょう。
英語能力を身につけておく
日本のゲーム(特にコンシューマーゲーム)は世界的に評価されています。ゲーム開発で必要な最新の技術情報は英語で発表される場合も多く、また海外の最新のトレンドをいち早くキャッチするためにも、英語能力があると良いでしょう。
ゲームプログラマーに向いている人の特徴は以下の通りです。
• ゲームが好きでこだわりがある
• 体力がある
• 向上心が高い
ゲームプログラマーに向いている人の特徴について、それぞれ詳しく解説します。
ゲームが好きでこだわりがある
ゲームプログラマーにおいて重要なのはゲームに対する情熱です。何よりもゲームが好きという方であれば、ゲームプログラマーとして活躍しやすいでしょう。
ゲームには様々な種類があり、競争も激しいです。その中で人気の作品を生み出すためには、細かなこだわりが欠かせません。そういった強いこだわりを持てることが、ゲームプログラマーにとっても必要といえるでしょう。
体力がある
ゲームプログラマーは長時間パソコンと向き合って、作業を続けなければいけません。残業が発生する場合もあります。それでも集中力を切らさずに仕事に向き合い続けられる体力が、ゲームプログラマーには求められるといえるでしょう。
向上心が高い
ゲームプログラマーは向上心も欠かせません。ゲーム業界のトレンドは細かく移り変わります。その度に新たなスキルを身につけることがゲームプログラマーには求められます。常に向上心を持って、スキルを習得するという姿勢が大切といえるでしょう。
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新卒でゲームプログラマーを目指すなら学生時代の準備が大切
ここまで紹介してきたとおり、ゲームプログラマーは人気の仕事であり、希望する企業の競争率が高いこともよくあります。新卒でゲームプログラマーとして採用される可能性を高めるには、学生時代の準備が大切です。ゲームを作ったり、プログラミングスキルを磨いたりして、ゲームプログラマーになるための力を身につけましょう。