クリ博編集部
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。
学生のみなさん、あなたの貯金額は今いくらですか?いつもお金がないと言っている学生でも、やり方次第では貯金することができる場合があります。今回は、学生が効率的に毎月貯金する方法についてご紹介します。
全国大学生活協同組合連合会が2018年に行った「第54回学生生活実態調査」によると、大学生が月に貯金している金額の平均は、自宅生が18,050円、下宿生が13,740円で、平均すると15,895円 す。つまり、一年たつと約20万円の貯金を貯めている計算になります。 また、全国大学生活協同組合連合会は、2018年から大学生の貯金にかける意識が下がり始めていると発表しました。同調査にて、大学生の平均貯金額はそれ以前は年々上がっていますが、2017年から2018年にかけては若干下がっています。
参考:第54回学生生活実態調査(全国大学生活協同組合連合会)「大学生が貯金をする必要はあるの?」と疑問に思う方が気になるのは貯金の目的ではないでしょうか?なぜ大学生が貯金をするのか、次にその理由を紹介してきます。
大学生が貯金をする理由は主に以下の4つです。
・万が一のため
・旅行やイベント
・自分の欲しいものを買うため
・卒業から就活までの生活費
特別すぐに必要なお金ではなくても、万が一の時のためにある程度お金を持っておきたいと考える学生もいます。
体調を崩したりケガをして受診する、パソコンが壊れたりした時のためなど、生活費以外の支出が突然やってくる時に備えているのですね。
大学の友人とともに旅行に行く、もしくはイベント参加で楽しむために貯金する人は多いです。社会人になると、なかなかスケジュールを合わせて旅行することができなくなるからと、今のうちに楽しんでおこうと考える学生は多いようです。
また、卒業に近づくにつれて、卒業旅行の資金を貯めるために貯金する人も増えます。一生に一度の卒業旅行を、お金の心配をせずに楽しみたいと考えるのでしょう。親に卒業旅行のお金まではもらえないからと、卒業旅行のためにアルバイトをする人もいます。
大学生が貯金をするパターンとしては「自分が欲しいものを買うため」という目的があげられます。「欲しいものを買う」という目的の場合、アルバイトをがんばろうというモチベーションにつながることも多く、おすすめです。
また、たとえ今欲しいものが無くとも、このパターンで貯金をこころざす大学生も。いつもギリギリのお金で生活していると、自分が「欲しい!」と思うものができても我慢する必要があります。しかし常に貯金を心がけていると、欲しいものをスムーズに購入できます。
すべての学生が、授業料や生活費を仕送りでまかなっているわけではありません。授業料は親からの援助や奨学金で支払い、生活費は自分で稼ぐという大学生も多いです。
生活費を自分で稼いでいる大学生は、長期的に安定して収入の得られるアルバイトをしているケースが多く、計画的に貯金しながら稼ぐ傾向にあります。
また、計画的に貯金している人のなかには、就活費用を1年次から貯めているという大学生も中にはいます。就活ではスーツや説明会・面接へ参加するための交通費など費用が掛かるため、その分の費用を自分で賄うのであれば貯めておく必要があります。また就職が決まった時、引っ越しやはじめて給料をもらうまでの1か月間の生活費のために学生のうちから計画的に貯金している学生もいます。
貯金をして安心したい、就活費用に備えたい、友人と旅行に行きたいなどの理由で、これから貯金を考える人もいるでしょう。貯蓄額10万円に満たない学生は、まず30万円貯金を目指す方法を考えていくのがおすすめです。
30万円を貯金する方法は以下の5つです。
・逆算する
・毎月の支出を計算
・時給から月当たりの収入を把握する
・食費を削る
・ノルマを作る
それぞれ解説していきます。これから貯金をしようという方はぜひ参考にしてみてください。
なんとなく余ったお金を貯金すれば良いと考えていると、いつまでたってもお金は貯まりません。
貯金をするには、いつまでにいくら貯めるという目標をたてることが大切です。そして、貯金額を期限までの日数で逆算し、1日あたりいくら貯金すべきか明確になります。
たとえば、30万円を3か月で貯めるとします。
300,000円÷90日=3,333円
ですから、1日あたり3,333円の貯金が必要です。
これくらいの額なら、アルバイトで稼げるかもしれないと思うかもしれません。しかし、毎日の支出額を忘れてはいけません。
計画的に貯金するには、毎月の支出額を計算した上で1日の貯蓄額を導く必要があります。
毎月、仕送りとアルバイト収入があったとしても、貯金できるほど手元に残らない場合がありますよね。
仕送りから必ず支出しなければならない額である生活費を引き、手元に残るお金がどのくらいあるのか見てみましょう。もし、手元に残るお金に余裕があるのなら、支出を考慮して毎日の貯金額を増やす必要はありません。
自分で稼いだお金がどの程度支出に使われているのか計算した上で、毎日の貯蓄額を決定する必要があります。
たとえば、仕送りで足りない生活費が3万円だとします。
すると、
30,000÷30=1,000円
ですから、毎日1,000円は支出に使っていることがわかりますね。
先の計算で毎日の貯金額が3,333円であることから、さらに1,000円を足して、最終的には4,333円を毎日貯めていかなければならないことがわかりますね。
すでにアルバイトをしている人は、現在の時給がわかりますよね。目標額を貯めるには、何時間働かなければならないのか計算できるでしょう。
これからアルバイトを探す人は、働ける時間がどのくらいあるのか計算した上で、毎日の貯蓄額を貯めるためには時給いくらのバイトを探す必要があるのか計算します。
おそらく、多くの学生が、今のアルバイトでは1日の目標額に達しないと壁にぶつかるでしょう。または、算出した時給があまりにも高く、こんなアルバイトなんてない!と諦めてしまうかもしれません。
相場からかけ離れた時給のバイトは、なかなか見つかりにくいでしょうから、目安としては時給1,000円以上のバイトを探すことをおすすめします。
もし、毎日の目標貯蓄額を稼げないのであれば、削れる部分を節約すると目標に近づきます。もう一度、月々の生活費を見直して、削れる部分はないか、節約したらどのくらい貯金に回せるのか計算してみましょう。
最終的に毎月どのくらい貯金していくのかを明確にし、ノルマにします。できる限り、このノルマを守ることで、確実に目標額に近づきます。
これはとても大変なことですが、お金を貯める目的が楽しみで魅力的であればがんばれるかもしれませんね。
支出を減らすことで目標金額の貯金に近づくことはできます。しかし、それにも限界があります。やはり収入を増やすことが目標金額に早く到達するカギを握っています。次に収入を増やすためのおすすめバイト術を紹介します。
おすすめのバイト術は以下の6つです。
・高時給のアルバイトをする
・シフトを多めに
・短期バイトで稼ぐ
・掛け持ちでアルバイトする
・まかない付きのアルバイトを探す
勉強や教えることが得意なら、塾講師や家庭教師など時給の高いアルバイトがおすすめです。学業との両立を考慮した上で、深夜のアルバイトも良いでしょう。
時給の良いアルバイトにすると、それだけ短時間で多くのお金を効率的に稼ぐことができます。
今現在、アルバイトをしている人は、シフトを増やす方法が有効です。時間に余裕がある場合は、シフトを多目にしてもらえるか担当者に相談してみてはいかがでしょうか。
効率的に稼ぎたいなら、短期バイトもおすすめです。イベントスタッフなどの1日限りの短期バイトは、アルバイトを掛け持ちするにも便利です。バイトも学校もない日を狙って、単発のバイトで稼いでみては。
また、普段は学校やサークルなどで忙しく、バイトをする時間が限られてしまう人は、夏休みなどの長期休暇を利用して短期バイトする方法がおすすめです。リゾートバイトなど、住み込みで働けるバイトなら短期間でしっかりと稼げます。
土日のみのアルバイトと平日短時間のアルバイトを掛け持ちするなどして、稼ぐ方法もおすすめです。レギュラーバイトの掛け持ちは、スケジュール調整が大変です。
掛け持ちでアルバイトをするなら、派遣バイトが便利。派遣会社に登録すると、1日~1週間程度の短期バイトを効率よく探すことができます。派遣の単発バイトは、比較的時給も良いためおすすめです。
スキマ時間でアルバイトしたい人は、モニターや採点添削など在宅でできる仕事を取り入れる方法も良いでしょう。
まかないのあるバイトなら、食費を浮かせることができます。稼ぎながら食費が浮くため、効率よく稼ぐことができます。自炊が苦手な人は、どうしても食費にお金がかかってしまいます。いつも食事はコンビニやスーパーなどの惣菜を買ってしまうという人は、まかないのあるバイトで食費を浮かせましょう。
今回は、学生の貯金額や効率よくお金を稼ぐ方法についてご紹介しました。貯金しよう!と意気込んでも、具体的な目標や計画性がなければ、せっかく稼いだお金も目先のことに使い込み、順調に貯めることはできません。今回ご紹介した方法で、1日あたりどのくらい貯金すれば目標額に達するのか把握した上で、アルバイトの量や内容を考えると、目標額へ近づきやすくなります。学生でも貯金は可能です。今回の記事を参考に、ぜひ効率よく貯める方法を実践してみましょう。
デザイナーやプログラマーなどのクリエイティブな職種での就職を目指す新卒学生と、クリエイターを採用したい企業とをつなぐため、オンラインでの一括選考就職イベントや就活準備講座、企業とのコラボセミナーなどの企画運用を実施。就活に悩む学生との個別面談も随時実施中。就職活動に役立つ、様々なお役立ちコンテンツを発信している。